【共感ポイント多めのエッセイ集】有川ひろ『倒れるときは前のめり』

『図書館戦勝』シリーズでお馴染みの有川浩さんが、2019年に有川ひろに改名されました。

漢字の浩から平仮名になり、最初に出版されたのが『倒れるときは前のめり』の文庫本です。

1月に改名されてから本書が出版される9月までは、改名された実感があまり湧きませんでした。

実際に有川ひろとして印字された本をみて、あぁ~本当に平仮名になったんだなぁと感じた次第です。

『倒れるときは前のめり』の魅力!

有川さんのエッセイ本ですが、小説とはまた違って、作家さんの人となりを感じることができます。

本書では、震災に関するお話と、ご自身の作品である『図書館戦争』や『県庁おもてなし課』などの話題が多く収録されていました。

読みやすさは健在

有川さんの作品を読んだことがある人が感じる圧倒的な読みやすさ

彼女がライトノベル作家であるからということもありますが、その読みやすさは小説だけにとどまらず。エッセイでも健在でした。

共感ポイントが多い!

本書をとても楽しく読めた理由の1つに、読んでる途中で「あぁ~それ分かる!!」と感じることがたくさんあったことです。

有川さんは、自分の意見をしっかり持っていて、過去の経験等からその考え方を説明されていたりするのですが、特に共感できたのがこの3つです。

  • 読書は遊び
  • 災害時の自粛ムードはよろしくない
  • 観光地の偏差値はトイレでわかる

では、1つずつ掘り下げていきたいと思います!!

読書は遊び

子どものころから本が好きだった有川さんですが、子供の読書感想文なんてなくしちゃえばいい!という読書感想文反対派でした。

その理由として、本を読まない子にとって、1冊読むって大変なんだよということや、感想文を書くときにあらすじを書くのはダメとか言っていたら、読書嫌いになっても無理ないよね。とのことでした。

災害時の自粛ムードはよろしくない

阪神淡路大震災を経験している有川さんが3.11のときに感じた話がいくつか書かれていました。

その中でも、「自粛は被災地を救わない」というタイトルで書かれていた内容にすごく共感しました。

被災していない地域の人は自粛なんかせず、普段通りの生活をしっかりして経済をまわそうということです。

先日も台風で千葉県が大きな被害を受けました。

ボランティアに行く・お金を寄付するも立派な支援ですが、もっと身近な経済をまわすことを忘れずに生活したいと感じた次第です。

偏差値はトイレでわかる

世の女性なら共感しやすいのではないでしょうか。

せっかく旅行に来たのに、そこのトイレが汚いときの残念なきもち。

日常の外出でも、どこのトイレが綺麗だからそこに行こう!ってなったり。

有川さんの持論ですが、個人的にはすごく同意です。

おわりに

とにかくたくさん共感でき、有川さんのことをもっと好きになった作品でした。

本書については、youtubeでもう少し詳しくお話をしていますので、よければそちらもご視聴ください。

 

 

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